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名所

大刀洗源氏蛍が飛び交う大堰三川地区
 大刀洗源氏蛍が飛び交う大堰三川地区

 大堰三川地区の佐田川と筑後川合流域のほたる生息地は、福岡県の快適な環境スポット30選にも選ばれています。蛍が飛び交うのは5月下旬から6月初旬です。

床島堰
床島堰

 筑後川の水利を農業用水に活かすことはできないか?。床島堰(恵利堰・床島堰・佐田堰の3堰を総称して「床島堰」と呼ぶ)は正徳2(1712)年に草野又六らの指導のもと、難工事の末完成した。その後改築を重ね、上幅306メートル、下幅220メートルの規模となりこの面積が平らな伏せ石と良質の粘土で固められていた。現在この堰の灌漑面積は約3,000ヘクタールにおよぶ。(現在は護岸整備のためこの光景は見られなくなりました。)

大堰神社
大堰神社

 この地方の水田を潤す床島堰は正徳2(1712)年難工事の末完成をみた。床島堰の恩恵はこの地方の農業振興に欠かす事ができない。大正年間に床島堰建設の指導者をたたえ、草野又六・高山六右衛門・秋山新左衛門・鹿毛甚右衛門・中垣清右衛門・丸林善左衛門を追加合祀した。

福岡県指定文化財 西光寺木造阿弥陀三尊像
西光寺木造阿弥陀三尊像

 西光寺は、中世の在地豪族三原氏の菩提寺として創建され、宝暦12年(1762)年に現在の場所に移った。本尊は檜寄木造の阿弥陀如来、脇侍は檜一木の観音菩薩・勢至菩薩で鎌倉~室町時代の作と考えられる。

「木造阿弥陀三尊像」の拝観をご希望の際は、町までご連絡をお願いします。(宗教施設ですので拝観される際は、お静かにお願いします。)

三原城跡
三原城跡

 中世の在地豪族三原氏の居城跡。東西110メートル、南北150メートルの範囲に外堀・内堀を構え、角矢倉・物見櫓等を設けた平城であった。天正14(1586)年当主三原紹心が筑前岩屋城で討ち死にし、この城も役割を終わったとされる。外堀・内堀は今でもはっきりと残っており、平城としては貴重である。

国史跡 下高橋官衙遺跡
下高橋官衙遺跡

 一辺が150メートル規模の大溝で囲んだ方形区画が東西に並びその中に大規模な掘立柱建物群が整然と建ち並んでいる。建物の性格から西の区画は税の米を納めた正倉院、東の区画は政務などを行う郡庁・曹司院、併せて奈良時代のこの地方の郡役所と推定される。古代の郡役所の典型がここにある。

国指定重要文化財 今村天主堂
今村教会堂

 16世紀後半にこの地方にキリシタン集団が生まれた。キリシタン弾圧の時期は隠れキリシタンとして、1892年信徒発見までその存在は明らかでなかった。双塔ロマネスク様式風のレンガ造の教会は、本田保神父は熱心な信者のもと建設を計画し、信者の奉仕作業、外国からの資金援助を受け大正2年に完成した。設計施工は、当時、教会建築の名工鉄川与助氏で、彼の作品の中でも最大かつ秀逸。

 平成27年7月、国の重要文化財に指定。