
松田 祥子さん(上高橋)
人とのつながりが、夢をかたちに
今年7月、小郡市に小料理「祥」を開業した松田さん。夢だったお店を開くまでの歩みや仕事への想い、家族との時間、そして大刀洗町での暮らしについて話を伺いました。
さまざまな経験を重ねて
志免町で生まれ、「口から生まれてきた」と言われるほど、小さい頃からおしゃべりでした。人と話すことが好きで、同年代の友達だけでなく大人との会話も楽しみながら育ちました。
20代の頃、夫と「一度九州を出て暮らしてみよう」と思い立ち、日本地図を広げて、二人のライフスタイルに合う愛知県への移住を決めました。その後、数か月後には仕事を辞め、新しい土地での生活をスタート。さまざまな仕事や多くの人との出会いを経験しました。そして、子育てを機に地元の福岡県へ戻り、自然豊かで子育てしやすい環境や、人の温かさに魅力を感じ、大刀洗町へ移り住みました。現在は3人の娘を育てています。
開業までの道のり
料理はこどもの頃から身近な存在でした。食べたいものがあると自分で作り、家族や友人にもよく振る舞っていました。「おいしい」と喜んでもらえることがうれしくて、誰かのために料理を作ることが自然と好きになり、「いつか自分のお店を開きたい」という夢を持つようになりました。
大刀洗町で暮らし始めてからは、さまざまな人との出会いにも恵まれました。以前、つながるコーナーでも紹介された腸活サロンを営む土山さんとの出会いをきっかけに、添加物や食について学び、「体にやさしい料理を届けたい」という想いが強くなりました。その後、縁があって筑前町の「cafe PRISM(カフェプリズム)」のオーナーと知り合い、小料理屋を開きたいと夢を話したところ、「まずはうちのお店で料理を出してみたら」と声を掛けてもらいました。営業日やイベントで料理を提供しながら接客やお店の運営を学び、経験を重ねました。大刀洗町で開業したいという思いがありましたが、物件との出会いもあり、令和8年7月、小郡市に夢だった小料理「祥」を開業。お店の屋号は、自身の名前から名付けました。
お店への想い・こだわり
お店では、メイン料理に小鉢や汁物を添え、できるだけ、添加物を控えた体にやさしい料理を提供しています。味噌も手づくりし、普段の食事と大きく変わらない味付けで、少しでも体にやさしい食事を届けられるよう工夫しています。
また、店内は木のぬくもりを感じられる和の雰囲気とし、和の空間づくりに欠かせない畳にもこだわりました。椅子よりも畳でゆっくり過ごしたい人にもくつろいでもらえるよう、落ち着いた空間づくりを心掛けています。お店では、忙しい日常から離れてゆっくり食事を楽しみ、ほっと一息ついてもらえたら嬉しいです。
人と話すことが大好きなので、お客さんとの会話も楽しみの一つ。お店では着物姿でお客さんをお迎えしています。
将来は、お客さんから「こんな料理が食べたい」と気軽に声を掛けてもらい、「できますよ」と笑顔で応えられるようなお店にしたいと思っています。
家族の支え、町での暮らし
開業するにあたり、夫が休日に店内の内装づくりや家具の組み立て、SNSの準備など、さまざまな場面で手伝ってくれました。家族の支えがあったからこそ、夢だった開業を迎えることができたと思っています。
休日は、家族で自宅の庭にプールを出したり、バーベキューや流しそうめんを楽しんだりしています。近所の人から「始まったね」「夏が来たね」と声を掛けられるほど、毎年の恒例行事になっています。
大刀洗町の好きなところは、人の温かさです。開業を考えていることを話すと、「チラシを置いていいよ」と声を掛けてくれたりと、多くの人に支えられました。そんな人とのつながりが、大刀洗町の魅力だと感じています。今回のお店は小郡市での開業となりましたが、いつか大刀洗町でもお店を開けたらと思っています。
最後に
今回の取材では、紙面には載せきれないほどたくさんのお話を聞かせていただきました。九州を離れて暮らした経験や開業までの道のりなど、一つ一つのエピソードから松田さんの行動力と人とのつながりの大切さが伝わってきました。
ぜひ、お店でおいしい料理を味わいながら、松田さんとの会話も楽しんでみてください。記事では紹介できなかったお話が聞けるかもしれません。

こだわりの料理

店内の様子

店内の様子

つながるコーナーとは?
町で暮らす人にスポットをあて、その人の魅力や生い立ちを紹介するコーナーです。
登場した方に、町で暮らす人を紹介してもらうことで、様々な方と「つながる」ことができます。