
- パティスリー プチ リジェール -
ケーキで地域を元気にしたい
菅野にオープンしたパティスリー プチ リジェールにはパティシエ平田さんが心を込めて作る季節のケーキや焼菓子、クロワッサンがショーケースに並びます。ケーキで笑顔を増やしたいと話す平田さんにこれまでの経験やケーキにかける思いを聞きました。
食べ物で感動させたい
大刀洗出身で、高校は農業高校の食品製造科に進学しました。
高校生の頃、久留米市に初めてハンバーガーショップができました。姉に買ってきてもらって初めて食べるハンバーガーががあまりにおいしくて。私も人を感動させるような食べ物が作りたいと思うようになりました。
海外での修行や商品開発を多数経験

高校卒業後に就職した食品製造会社では洋菓子部門に配属され、そこから本格的にお菓子づくりを学びました。20歳のときには、オーストリアのウィーンへ修行にも行かせてもらいました。
修行では特にチョコレートを使ったケーキ「ザッハトルテ」を中心に、ウィーン菓子全般をその世界の第一人者である製菓職人から教わりました。そこから約15年間、ウィーン菓子づくりに携わりました。
28歳から約40人の部下を束ねる製菓長となり22年間務めました。工場の稼働や作業の手順ややり方の指導にあたり、商品開発も行っていました。開発する商品は年間40〜50品。休みの日には各地のケーキ屋さんを食べ歩いて、写真を撮って何が入っているかをノートに書きとめ、勉強することも欠かせませんでした。
地元大堰を盛り上げるお店に
キャリアを積んだ後、小郡市のケーキ屋さんに3年半勤め独立しました。インターネット通販と少しの店頭販売の形態をとろうと思っていたものの、近所の方の「ケーキが食べたい」「近くに座って楽しめる場所があればな」という声を受け、カフェを併設しました。2年半前、地元大堰に戻ってきたとき、地域の方に「よく戻ってきたね」と温かく迎えられ嬉しかったんです。その恩返しができたら。
大切なのは季節感と新鮮な食材

お店は午前10時に開店します。準備は早朝のクロワッサンの焼き上げから始まります。それからシュークリームの生地を焼き、ショートケーキ、タルトとショーケースを埋めていくように作っていきます。
私一人で作っているので、立っちぱなしだったり、泡立ての作業でけんしょう炎になったり大変なこともありますが、「おいしかった」「ありがとう」とお客さんからの直接の言葉がやりがいになっています。新商品を作るときには季節感を重視しています。季節のフルーツや冬はチョコレートなどでお客さんに季節感を感じてもらえるようにと思っています。そして日々のケーキ作りでは新鮮で品質の高い食材を使うように、自分の目で見て納得したものを使っています。
最後に
店内に足を踏み入れると、クロワッサンのバターの香り、色とりどりのケーキやタルトが出迎えます。
11月のオープンから目まぐるしい毎日を過ごす平田さんですが、お客さんやケーキへの思いを真剣に語る姿から「ケーキで地域を盛り上げたい」という強い思いが伝わります。
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