
- アトリエ シエル -
目の前のお客様に寄り添いたい
美容室アトリエ シエルを構える床島さんに、仕事で大切にしていることや目標を聞きました。
美容室での体験が私の原点
高校時代に通信教育で資格の勉強を始め、卒業後は福岡市内の美容室に就職しました。進学せずに最短期間で美容師の国家試験を受けるための選択でした。
中学生まで、私の髪の毛は母がカットしてくれていて、その髪型が嫌で自分勝手に整えていましたね。友人が美容室で髪を段カットしていることに憧れ、母に頼み込んで初めての美容室デビューが中学2年生のときのことでした。
通っていた美容室ではカットをした後、ヘアアイロンできれいに仕上げてくれて、それがとても嬉しくて。美容師という職業を選んだ原点はそこにあったのだと思います。
練習を重ね技術を磨く日々
就職してから、終業後は夜遅くまで練習に励みました。まずは、シャンプーの練習から。美容室内での試験に受かるまではずっとシャンプーの練習が続きます。並行してパーマのロッド巻き、ブロー、カットの練習を進めます。
試験に合格したら、やっとお客様にシャンプーをすることができます。次はブローの試験です。仕事や練習、講習等に必死な毎日でしたが、プロとしてお客様に満足してもらうためには絶対に必要なことでした。
講習は今でもできるだけ参加し、情報収集や技術の向上に努めています。
自分の店を持とうと考え、地元の大刀洗に店舗を構えて18年が経ちます。地元のお客様も多く前のお店のつながりで30年来のお付き合いの方もいます。お客様は口コミや紹介を通じて来店することが多いですね。
お客さんと家族の存在があってこそ

ミスができないカットはいつも真剣勝負です。お客様の要望に応えながら、迷う方には時間をかけて髪型の提案をしています。お客さんの持つイメージと実際のできあがりのギャップを埋めていくことを大切にしています。また、ヘアアップやセットは完成に向かって作り上げていく過程が楽しくて別の面白さがあります。
お客様が笑顔で帰られること、そしてまた元気に来店してもらえることが私にとっての喜びであり、やりがいです。
来店するお客さんは、福祉や教育関係など職業もさまざまです。お客様の悩みの相談に乗ることもありますが、逆に私の方がお客様から助言をもらったり人生の節目に背中を押してもらったりすることもあります。お客様から学ぶことが多いですね。また、私の仕事は家族の理解や支えなしではできないので、家族にも感謝しています。
次のステップは地域貢献
さまざまな経験を積み、これからは恩返しとして地域へ貢献したいです。病気療養中の方には出張で対応することもあります。
また、可動式のシャンプー台を導入しているので、身体が不自由な方にも室内で移動が少なく過ごしやすい環境づくりを心掛けています。できる限り、配慮していろいろな方が利用できる美容室であり続けたいと思っています。
最後に

「美容師の仕事が好きだから、続けてこられた」と話す床島さん。独立前のお客さんには自分の店を開くことは知らせずにいたのに胡蝶蘭や観葉植物が開店日に届き驚いたといいます。今なお大切に手入れをする植物たちを見るたびに初心を忘れずにいようと自分を鼓舞するそうです。お客さんと共に歩んだ空間でこれからもその歩みを進めていきます。
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