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棚町 まゆみさん(つながるコーナー55)

最終更新日:
(ID:2351)
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    棚町 まゆみさん(高樋)


ブロッコリー作りは2人の連携プレーで

 ブロッコリーを夫 眞一さんと栽培する棚町さんに、仕事やこれまでのお話を聞きました。

会社勤めから一転、農業の世界へ

 35年前、結婚を機に大刀洗に来ました。夫の実家は農業で米麦を栽培していましたが、当時は夫も私も農業をするつもりはなく会社に勤めていました。

 仕事を続けるつもりでいたところに、夫から『ハウスで大葉を作りたい』と突然の話を持ちかけられました。『私が農業?』と戸惑いましたね。夫は決めたら真っ直ぐに進む人ですし、農業をするなら夫婦2人でと思ったので退職し、農業を始めました。今振り返ると農業の大変さを全く知らなかったからこそ、挑戦できたのかもしれません。
 土も扱ったことがなかった私が農業という仕事に慣れるのは大変でした。忙しい仕事ですが、比較的時間の融通が利くのがいいところですかね。子どもたちの習い事や地域の行事で知り合いが増えました。

大葉からブロッコリーへ

 私たち2人の農業は約30年前に大葉の栽培からスタートしました。基本的な作業や知識は夫から教えてもらって学んできました。

 そこから20年は、ハウスで大葉だけを作っていました。収穫する人や収穫した大葉をそろえる人などを雇用していました。しかし、それぞれが同じペースで作業を進めないと出荷までが効率よく進まないなどの問題もありました。その後、大葉の単価の下落もあったりして、人を雇用し続けることの難しさも感じました。
 そういった経緯に加え、後継者もいないので大葉から2人で作ることができるブロッコリーへ作物を変えることにしました。

ブロッコリー作りの裏側

苗

 ブロッコリーは町内で露地栽培をしています。私が種まきと収穫したブロッコリーの箱詰め作業を、夫がそれ以外を担当しています。一見ブロッコリーは全て同じように見えますが、さまざまな品種があり私たちは10数品種を育てています。
 収穫は10月から6月頃まで続きます。それぞれの収穫時期に合わせて種をまきます。もちろん水やりも毎日の仕事です。夏場の水やりは朝と昼の2回。例えば苗が風の通る端の方にあると、乾きやすいので、端の方の苗には多めに水をあげます。そうして苗の育ち具合を均一にすることも大切です。大きくなった苗を2人で畑に植えていきます。


先が読みづらい野菜

 今の時期はだいたい午前9時ごろから、箱詰めの作業をしています。私より早く家を出た夫によって収穫されたブロッコリーが、作業場で私を待ち構えています。葉を切り落とし、茎の長さを揃え、ブロッコリーの大きさごとに発泡スチロールの箱に詰めていきます。箱詰めが終わったら出荷は夫の担当です。多いときは100ケース以上箱詰めすることも。

 ブロッコリーは天候の影響を受けやすいので先が読みづらい野菜です。雨が降ると栄養を吸って、どんどん大きくなり、収穫する量も増えます。先の予定が立てづらい部分もありますが、家族や友人との時間が息抜きになっていますね。

最後に

作業の様子

 箱詰め作業ではブロッコリーの大きさをそろえ、すばやく箱詰めしていく棚町さん。朗らかに話す様子が印象的でした。『仕事中はあまり会わないので夫婦げんかをする暇もない』と教えてもらいました。互いを支え、一心にブロッコリー作りにまい進してきたことが伝わってきました。


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