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棚町 康子さん(つながるコーナー54)

最終更新日:
(ID:2356)
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    棚町 康子さん(高樋)


いちごは元気の源 だから、いちごはやめられない

 いちご農家の棚町さんは、夫・清作さんといちごの栽培を始め42年になります。大変なこともあるけど、やりがいもあると話す棚町さんのこれまでやいちごを作るなかでの思いを聞きました。

子育てしながら、いちごも育てる

 幼い頃から造園業を営む実家の手伝いで植木の世話をしていたので、何かを育てることに抵抗はなかったです。むしろ、好きなほうでした。
 いちご作りを夫と始めたのは、ちょうど長女を出産したころ。子育ての真っ只中でした。夫の両親に子どもを預け、朝早くから仕事をしていました。一緒にビニールハウスに連れて行くこともありました。
 忙しいときは、小学校へ通う子どもたちに「いってらっしゃい」と言えないこともありました。いちごの収穫作業をしながら子どもの登校時間になると「行っているんだろうな」と考えていましたね。その反面、家の倉庫で出荷の箱詰め作業をしていると「おかえり」と子どもたちの帰りを待つことができました。

いちごは待ってくれない

いちご

 今はあまおうを栽培しています。小さな苗が花を咲かせ実をつける、日々大きくなる姿をみると「がんばって花を咲かせたね」と声をかけたくなるくらい嬉しいんですよね。 
 一番忙しいのは収穫の最盛期を迎える2月末。時には午前4時から午前10時頃までの6時間黙々とハウスで収穫を行います。その後、箱詰め作業、出荷という流れで進みます。今では子どもたちや孫も手伝いに来てくれます。
 この生活は4月半ばまで続きます。いちごはどんどん成長します。出荷のタイミングを逃すことはできません。


お客さんの喜ぶ顔が見たくて

作業の様子

 農協への共同出荷が5月頃に終わるため、その後はAコープ大刀洗店朝市ひばりへ出荷しています。
 店舗に朝収穫したいちごを並べに行くと「昨日買ったいちごは、おいしかったよ」と感想をもらうこともあります。お客さんからの言葉が、やりがいにつながっていますね。
 消毒や収穫と大変な作業も続きますから、何度か夫と「いちごを作るのは今年で最後にしようか」と話すこともありました。ですが、直接喜ぶお客さんを見ると、いちごはやめられないなと思いますね。いちごのシーズンが終わったら白菜やキャベツを作って野菜も出品しています。


最後に

 今年6月、清作さんが体調不良で仕事ができず「今年、いちごはどうしようか」と栽培そのものを悩んだといいます。そんなとき、背中を押したのが息子さんの「お母さんにとっては、いちごは元気の源でしょう。いちごを作らないといかんよ」という言葉。力が必要なビニールハウスのビニールはぎも息子さんが手伝ってくれたそう。
 清作さんの体調も回復し、マルチかけは康子さんと清作さんの二人で作業をしていました。棚町さんと家族の思いが一つまったいちごの実は、12月から赤く染まりだします。

つながるコーナーとは?

 町で暮らす人にスポットをあて、その人の魅力や生い立ちを紹介するコーナーです。
 登場した方に、町で暮らす人を紹介してもらうことで、様々な方と「つながる」ことができます。
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