
- 有限会社安曇・あずみうどん -
受け継ぐ教えと挑戦が織りなす未来
あずみうどんといえば連日多くのお客さんが町内外から訪れる町の人気店。ごぼう天うどん、マカロニサラダ、かしわごはん。書ききれないほどの魅力的なラインナップで空腹のお客さんを迎えます。
今回、代表の白石さんにお仕事や今後の抱負についてお話を伺いました。
人と関わる仕事につきたい
高校卒業後は、建設業の会社で働いていました。働くうちに、人とふれあう仕事がしたいと思うようになりました。その矢先、父の知り合いである熊本県内のうどん屋で見習いができるという話があり、見習いに行くことに。
実際にそのお店で働くと、お客さんや周りの人と直接関わることにやりがいを感じました。そのときに自分は接客や飲食業に向いているのだなと思いました。見習いを終え、あずみうどんを継ぎました。
同じ立場になってわかった父の苦労
あずみうどんは、父が38年前に創業しました。父のいとこがあずみうどん大牟田店を立ち上げ、そこで父は学んで独立しました。
父は昔気質な性格で私も反発するところがあり、中学生から20歳位まで口を利いていませんでした。見習いに行ったときから、少し話すようになりました。
店を継いでからは私と同じ店舗で働くことはありませんでしたが同業者としてアドバイスを受けることも。
授業参観も来ない、それは飲食店をしていたら土日も忙しいから。休みの日に遊びに連れて行ってもらった記憶がほとんどない、それはお店を立ち上げ、がむしゃらにやっていたから。同じ立場になった今、父を理解し感謝しています。
こだわりを受け継いで

あずみうどんではアルバイトも含めて約60~70人が働いています。私がうどんの打ち方を教えたり、麺の質が保たれているかを確認したりすることもあります。若い世代が多く活気ある職場です。
私は職人と一緒に生地を作るところから一緒に働いています。今は新型コロナウイルスの影響やお客さんからの要望で、営業時間を朝7時からに早めたので朝4時から仕込みを始めています。
こだわりは『新しい麺を次々に茹でて早く提供すること』と人気のごぼう天うどんの『ごぼう天の揚げ方』ですね。どちらも父の代からの教えです。新しい麺を常に提供するのはできたてのものを食べてほしいという思いから。そして20分は揚げるごぼう天は冷めてもカリッとしてお持ち帰りでもおいしく食べられるようにというこだわりからです。
不安もありながら前に進むこと
昨年4月の最初の緊急事態宣言が出た際は、約3週間休業しました。当初は新型コロナウイルスの情報がなかったりアルコール消毒液等も品薄だったりと、これからどうしようかという状況になりましたね。休業中にアクリル板を設置したり、席の間に仕切りを置いたり対策をしました。
今はだんだんと客足も戻りつつあり、安心する面もありますが、まだまだ不安は尽きません。
現在ある大刀洗店、田主丸店に加え朝倉店がまもなくオープン。まずは朝倉店を軌道に乗せてその後には、大刀洗店の移転に取りかかります。移転先は北鵜木区です。今の大刀洗店も長く皆さんに愛されたお店。形態を変え新たなスタートをと考えを巡らせています。
最後に
白石さんがうどんを打つ様子を後日撮影しました。なめらかな生地を無駄のない動作で伸ばし、切っていく姿が印象的でした。数え切れないほどの経験を重ねた証だと思いました。
教えを大切に守ってきた白石さんがまた新たな場所でもたくさんの「おいしい」を生み出します。
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