一人ひとりに合わせた指導を大切に
16年前に設立した「日本武道空手道誠挙道会館」。
篠原さんが道場を設立したきっかけや指導方針などについてお話を聞きました。
空手を始めたきっかけ
大刀洗出身で、中学校と高校では野球部に所属。高校卒業後は久留米市内で会社員として働いていました。
空手やキックボクシングなどの立ち技格闘技で闘う「K-1」が流行っていた当時、必死に頂点を目指す選手たちの姿に憧れを抱き、30歳のころに空手を始めました。
仕事終わりに稽古や自主練習で汗を流し、深夜に帰宅することが当たり前の日々でした。空手は想像していたよりもきつかったのですが、新たに技を取得できた時や団結して稽古に励むことができることが面白く、大会でも優勝などができるほどになりました。
指導者としての夢を抱く
当時の師範から支部道場の支部長として、子どもたちを指導してみないかとの誘いを受け、指導者として初めて教える立場になりました。空手を始めた当初は、自分自身が強くなりたいという思いだけでしたが、指導の面白さや稽古に来てくれている子どもを大会で入賞させてあげたいという思いに変わり、いつか自分の道場を持ちたいという夢を抱くようになりました。そして支部道場の指導者として指導経験を積んできたころ、両親が元々営んでいた店舗跡地を活用して自分の道場を設立しました。誠の拳を求めて精進していけるようにという意味を込めて道場名を誠拳道場会館にしました。
道場生への思い

設立当初は道場生が30人ほどでしたが、現在は3か所の道場で町内をはじめ久留米市や朝倉市、筑前町などの町外の子どもたちを中心に4歳から70代までの幅広い世代の125人が来ています。指導はこれまで自分が培ってきた技術や指導力を活かしながら、一人ひとりの体力や性格にあった稽古となるように見極めながら行っています。私は道場生のことを自分の子どもと思って、悔しさや喜びを一緒に共有することを大切にしています。社会に出ても厳しい壁を乗り越えられるように体力面だけでなく忍耐力や集団活動の中で自分の力が発揮できるように団結力などの精神面も育てています。現在は、統一世界武道空手連盟の九州地区でコーチとして全日本大会などに出場する選手たちの指導もしています。子どもたちが大会で入賞し、喜びの笑顔をみせてくれた時にやりがいを感じます。より良い指導が 出来るように、他の道場の師範と情報交換などで日々研究しています。
写真:稽古中の様子
最後に
道場設立後、選手としては引退しましたが、自分が選手時代に感じた喜びや楽しみなどを来ている子たちにも伝えられたらと思います。また、全国で1位になれる子を出せるように指導を磨いていきたいです。

道場内の様子

外観

稽古中の様子

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