大刀洗町議会では、第15回目となる議会報告会を以下の4会場で開催しました。
今回は、福岡県手話の会連合会のご協力を得て、全会場に手話通訳士を配置して開催し、参加者は合計で92名でした。
(日時) (各校区センター) (参加者数)
5月16日(金曜日) 午後7時00分 菊池校区 20名
5月17日(土曜日) 午後1時30分 本郷ふれあい 22名
5月23日(金曜日) 午後7時00分 大堰交流 39名
5月24日(土曜日) 午後1時30分 南部コミュニティ 11名
今年度は、以下の3つのテーマで意見交換を実施しました。
1 のりあい定額タクシーなど公共交通や交通安全について
2 道の駅事業など地域で経済が循環する取り組みについて
3 三原城址・佐々木家住宅、下高橋官衙遺跡、今村天主堂など町内の文化財について
四会場で350件を上回るご意見・ご要望をいただきました。すべて持ち帰り、議会運営委員会において所管の委員会毎に振り分けを行いました。
各委員会では、回答案の協議や関係各課へのヒヤリングなどを行い、回答をまとめました。
全体的な特徴として、
1 のりあい定額タクシーなど公共交通や交通安全について
●町外の医療機関まで利用できないか
●登録が煩雑
●予約がなかなか取れない
などのご意見、ご要望が多くを占めました。
2 道の駅事業など地域で経済が循環する取り組みについて
●道の駅の必要性について、財源や収支見通しも含めた疑問の声
●物品販売について、何を売るのか、近隣自治体での販売も多く飽和状態ではないかとの声
●道の駅を建設するのであれば、防災機能も同時に備えてほしい
などのご意見があり、全体としては道の駅設置に慎重な声が多くを占めました。
3 三原城址・佐々木家住宅、下高橋官衙遺跡、今村天主堂など町内の文化財について
●地元では知られている史跡でも、他校区ではほとんど知られていない
●文化財や史跡の周知、宣伝の必要性
●床島堰に関する史跡の保存
などの傾向、ご意見が出されました。
このほか、
●通学路をはじめとする道路の安全対策
●水害対策
●空き家、空き土地対策
などは、毎年多くの切実なご意見が寄せられています。
町は、これらのご意見、ご要望を重く受け止め、特に住民の生命や安全にかかわる課題は、来年度の予算への反映も含め、早急に対策を講じるよう強く求めるものです。